7.「いい転職が、未来を変える」
どこかの会社のキャッチコピーですが、きちんとキャリアの勉強をしてきた立場からすると、そんなはずはありません。自分の未来を変えるのは、「自分自身」の行動や、考え方、取り組み方、マインド、働き方以外にありえません。
そもそも転職だけで未来を変えようとする当事者意識に欠けた方は、そこまでの方々です。さらに、そんなキャッチコピーで集客に使用する会社やそこで働く方々も、所詮、その程度のレベルの方々です。
当方は学者ではありませんので、詳細は割愛しますが、よりよく働くために必要なことは、どの研究や調査を見ても最終的には「自分自身」に帰着すると結論づけています。JCDAでは「当事者意識」という言葉で示しています。これは全く正しい結論です。
いわゆるキャリアで成功した方々と、そうでない方々の違いは、もちろん先天的な能力や、基礎学力による点もすこしはあるでしょうが、ほとんどは、与えられた環境(特に、困難なや様々な苦痛を伴う環境)で、どう振る舞ったか?の差だけです。
それにも関わらず、自分自身を顧みることもなく、「転職が未来を変える」=「環境が変われば未来も変わる」と安易に考える方が多いような気がします。そもそも「いい転職」を他人が世話をすること等可能なのでしょうか。少し考えれば誰でも理解できることです。