8.「年収1000万以上の転職」
どこかの転職サイトのキャッチコピーで、「転職成功する人が使う求人サイト」らしいです。笑止千万な児戯に等しい文章ですね。本当に転職に成功する人は求人サイトなど使わずに、直接企業からオファーの来る方々です。（本人に転職する気が有る無しに関わらず、です。）
最近、「ミドルの転職」「年収800万円以上の転職」といった、年収の高い人をターゲットにした転職関係の広告も目立ちます。「高コスト人材」を集めてどうするんだろう？といった冷めた見方もありますが、結局、給与の高い方を集めて転職を「させた」ほうが転職サイトや人材紹介会社に入る手数料が高くなることに着目し出した結果です。
確かに、以前のような35歳転職限界説がすべてを語る転職市場でもなくなり、転職した方の平均年齢は年々上がっています。が、とは言っても、40代、50代のすべての方々がすんなりと転職できるわけではないのも御分かり頂けると思います。
そもそも、年収1000万円以上という、
「それなりに社会や業界で地位や人脈のある方々」
が、たかが勤め先を変える程度のことを、転職サイトごときを利用したり、あるいは前述のような人材紹介会社の「コンサル」ごときに依頼したりすること自体いかがか？と思うのは、厳しすぎる見方でしょうか。
