2.人材紹介会社に来る人(1)
当方の月~金の勤務先は民間の人材紹介会社になります。何らかの経路(大半は当社のホームページからのエントリーですが、)で当社に登録頂いて、当社に面談に来られます。そのほとんどの方は、何らかの理由があって転職をしたい方々です。
ですが、中には「求人情報を見るだけ」「情報収集のために」来られる方もおられます。目的は個人の自由ですので何であっても結構ですが、そのための時間を
「今の勤務先の業績を伸ばすために使えないか?」
「転職理由になる様々な原因の改善に使えないか?」
「職場環境をよくするために使えないか?」
と思うのは厳しすぎる見方でしょうか。そもそも、人材紹介会社を使う時点で、最も転職市場から必要とされる人材群ではないはずです。(最も転職市場から必要とされる人材は自ら情報を収集しなくともオファーが来る方々です。)最も必要とされる人材群ではない方に提供できる情報は、「それなり」の情報のみです。
JCDAのいう経験代謝サイクルにおける、「矢印が自分に向く」、あるいは「当事者意識を持つ」ことも無いまま「情報収集」に時間を割くのは、(決して業務時間では言えませんが)時間の無駄です。
本来は、そのような方に、まずキャリアカウンセリングを提供したいところですが、人材紹介会社の立場からするとそれも難しいので、不毛な求人紹介をせざるを得ないというのが現実ですね。