キャリアカウンセラーのメッセージ

「キャリア」「仕事」「就職・転職」に関する実情について、キャリアカウンセラーの立場から発信して参ります。

4.人材紹介会社にいる人(1)

昨日まで、人材紹介会社に「来る」人について書きましたので、本日からは人材紹介会社に「いる」人について触れます。まず、大前提として、人材紹介会社の仕事は「誰でもできます。」難しいスキルや知識、資格なども全く不要です。さらに申し上げると、誰でも「人材紹介会社」を作ることすらできます。

 

だから、世の中に掃いて捨てるほどの数の人材紹介会社が存在します。では中身はどうかというと、きちんとキャリアについて勉強している人が働いている人材紹介会社を探すほうが難しいくらいです。だからこれだけ失業者が多く存在し、且つ短期離職を繰り返す方が多く、また、失業期間が長期化する方が多いのでしょう。

 

もちろん、働く場所が見つからない(=社会との接点が見つからない)ということは本人にも責任はありますが、それらの方々の支援をする、あるいは転職(就職)相談という名のもとに関わっている方々の方法にも大いに問題があるケースが過半です。

 

企業にレジュメを渡すだけで数十万円~数百万円の手数料を取る「コンサルタント」とはどんな人が多いのでしょうか。基本的には、

 

・金銭欲が極めて高い。

・自分にとって都合の良い「事」及び「人」を見極める能力が極めて高い。

・一応、理論立てて喋ることはうまい。その結果として自分の案件に入社をさせることに長けている。一方で、下手な人は「偉そう」で終わる。

 

といった方が多いような傾向にあります。だから、いつまで経っても社会的地位が高まらない業界なのでしょう。業界歴「25年」を誇る方もいますが、やっていることはブログを書いているだけという話も伺います。せめて本当にプロであるならば、これだけ雇用に関する社会的課題が叫ばれているのですから、国の政策や雇用対策に関わるくらいの実力は発揮頂きたいものです。(当方の知人には国や自治体の政策に関わっている方は、たくさんいます。)

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